今回は東川口駅が最寄り、けやき通り沿いに一際目立つ合掌造りのお店「おかき処 虎笛」さんをご紹介します。
釘一本使わない欅(けやき)の合掌造り
けやき通りを歩いていると、歴史を感じる建物が目に入り思わず足を止めました。


周りの建物と比べると一際年季の入った外観。日本の伝統的な住宅建築様式の一つである「合掌造り」で建てられたお店で、一本の一本の柱や看板などに長い歴史を感じました。
のちに分かったことですが、虎笛さんの建物は明治初期に新潟の松代の山村に建てられ、昭和63年に現在の場所へ移築された建物とのこと。
釘一本使わない欅(けやき)の合掌造りは、 東川口の「けやき通り」に一際映えていました。
平成元年には川口市の「第2回 まちかどスポット賞」を受賞していたり、映画の撮影にも使用されている建物で市内でも珍しいスポットとなっています。
名物は米菓「げんこつ」と「納豆おかき」

虎笛さんは、昭和3年創業の金時米菓さんが製造する米菓・和菓子を販売するお店。店舗のスタッフさんにお話を伺ったところ、名物は「げんこつ」や「納豆おかき」と教えていただきました。
「げんこつ」は他店のものでは味わえない堅さが特徴で、「”とにかく堅いおかきが好き”という方におすすめ」とのこと。もち米を仕込んでから出来上がるまでに2週間以上、手間ひまを掛けて作られているそうです。

また、「げんこつ」だけでなく「納豆おかき」も人気商品で、げんこつとは違った軽い食感のおかきに、ひき割り納豆・きざみねぎ・チーズを流しこんだおかきは珍しくも美味しいと好評で、テレビ・新聞等のメディアにも多数紹介されているみたい。

米菓だけでなく和菓子の販売や喫茶スペースも
虎笛さんでは、名物の米菓だけでなく和菓子や喫茶スペースもありました。


この日は喫茶スペースがお休みだったため利用はできなかったのですが、お店のスタッフさんが普段提供しているメニューの写真を見せてくれました。
店舗の若いスタッフさんが時折写真を撮ってInstagramにアップしているとのことで、見せてもらうととても美味しそうに撮られた和菓子の数々が。
この季節にはぴったりのあんみつやかき氷の写真に「次来るときは必ず…!」という思いに。。

「げんこつ」と「虎笛焼」を買ってきました

ゴツゴツとした表面のげんこつは1つ1つの質量がずっしりとしていました。堅さは確かにこれまで味わったことのないような堅さで、あられのヒビに沿って噛まないと割れないほどの堅さでした。
食感も「パリッ」や「カリッ」というよりも「ガリッ」とした食感。噛みごたえは抜群で噛むほどに染み込んだ醤油の味わいが感じられてとても美味しかったです。

お店の名前が入った「虎笛焼」は黒糖の風味を感じるトラ模様の生地に白あんが挟まれていました。

生地も白あんも優しい甘さでお茶請けにもぴったり。1個ずつから買えるので、家庭でのおやつやちょっとしたプレゼントにも。
ということで今回は、東川口駅近くの歴史あるお店「おかき処 虎笛」さんのご紹介でした。
今度行くときは喫茶スペースの利用を楽しみに訪問したいと思います。
「おかき処 虎笛」の店舗情報
住所 | 〒333-0811 埼玉県川口市戸塚3丁目32−12 |
TEL | 048-294-3535 |
営業時間 | 10:00~19:00 |
公式サイト | http://www.kintokibeika.co.jp/aboutus/shop.html |
https://www.instagram.com/torabue/ |
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